地図を持って仕事しましょう

いつも頑張って仕事をしているのに怒られてばかり・・・。そういう悩みを持つ人は多いでしょう。原因は様々ですが、仕事に取りかかる際に目標を設定していないケースが見られます。これがないと行く先々で問題が発生します。今日は目標という‘地図’を持つことの大切さについてお話します。

目標を先に決める

普段仕事をするときは、まず計画をしっかりと練ってから業務に入り、問題点などを克服しながら進めます。「一体これのどこが悪いの?」と思われるかもしれませんが、計画の中に目標がないと仕事のペースがつかみづらくなります。また、問題が発生した時の改善にも影響を与えます。例えば営業の電話をかける時、リストを見て1件1件こなしていきます。営業の電話は断られることが多いので、改善点を考える機会が多いですが、目標(例:今月は件アポを取る)を立てていないと自分の仕事ぶりが良いのか悪いのかが分らず、このまま進めていいのか迷うことになってしまいます。

仮に「1ヶ月で50件のアポを取る」という目標を立てるとします。10日の時点で10件しかアポが取れていなかったら早急に対策を取らなければいけません。これが15件だとそれほど改善する点はないでしょう。このような感じで目標が明確だと自分の仕事ぶりを客観的に見ることができ、対策の取り方が(対策を取るべきかどうかも含めて)分かります。

目標がないと・・・?


もし上の例で目標の件数を決めなかったらどうなるでしょうか。10日で10件だったときに何も改善せず、1ヶ月で30件しかアポを取れなかったとなると上司から怒られるでしょう。それはいくら営業のトークが上手くても同じです。おそらく怒られた方は「なんで一生懸命やっているのに、怒られるのだろう」と思うでしょう。

逆に10日で20件のアポが取れたとしても、目標を決めていなかったら「これでは足りないのではないか」と考え、計画を練り直す人が出てくるかもしれません。せっかく上手くいって改善する必要がないのに、余計な対策法を考えると時間のロスです。意識が高いのは良いことですが、しなくてもいいことに手をつけるのも問題です。

目標というのは「自分が今どの位置にいるか」を教えてくれる地図のようなものです。土地勘のある人(仕事に置き換えると、ベテランで仕事の要領が分かっている人)以外は、地図がないと道に迷ってしまいます。仕事も同じで、目標を立ててから取り組まないと途中で仕事の進め方に迷いが生じます。

まとめ

一生懸命頑張ってもなかなか評価されない人が多くいると思います。そういう人たちは何か一つ工夫するだけで大きく変わる可能性を秘めています。具体的な目標の設定もその一つなのではないでしょうか。

 

 

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