なぜ、若手社員はすぐに辞めてしまうのか。組織として知っておくべきことは?

「知識や・技術の向上について」考えていきましょう。一番大切なのは社員の能力・知識を伸ばすことですが、その目的について責任者が「どのように、個人の様子を具体的把握しているか?」ということが重要になってきます。知識がないのだろうとか、スキルをもってないからだろうとか、憶測で判断せずに、的確に人事育成に携わることです。若手社員一人一人の話に耳を傾け、行動を把握し、関心を持って接することです。上司に対して気を遣うばかりの、人事状態では、若手社員をしっかりと把握していくことはできません。

社員を把握するには、不足している知識や技術の具体化を図りましょう。

部下を伸ばすためにするべきこと

責任者研修などで良く話題になるのは、部下への不満です。「技術をもってない」「常識がない」とかですが、反対に「不足しているのは例えばどのようなもの?」と問いかけてみると言葉が詰まります。つまり、上司自身が部下を把握しきれておらず、業績が伸びないのを憶測で、部下の知識不足だの技術不足だのと、判断してしまっているからなのです。人を育てる事に秀でたリーダーは、常に部下の状態を観察して、足りない部分を押さえています。また、関わりも丁寧で、個人個人の能力について、不足している部分伸ばしたい部分をキャッチしています。

どのように、その人に向いたスキルを身に付けてもらえるでしょうか?

上司に必要な能力として、部下にいかに仕事の中で技術・知識を学んでもらい成果があがっていくかを、冷静で主観的でない目を使い、分析する力を求められます。個人の個性を見極めて、対人関係に向いているのか、コミュニケーション能力が足りなくても、スキル的に長けたものを持っていないか、などを探っていく方法を取りましょう。行き詰っている場面に出くわしたなら、どうアドバイスしたらいいか・・・・など、やはり落ち着いた上司の分析力を求められます。的確に、本人に届くアドバイスができればいいですね。

知識優先の片寄った考え方をしないことです。

どういうところに気づけばいいでしょう

若手のメンバーさん達は、何も知らない白紙状態から始まっています。なので、知らないという事を恥じたり、卑屈になったりしないよう、むしろ「当然だ!!」と居直ってしまう位の気持ちでいいでしょう。ほんとに、最初は覚えなくてはならないことだらけです。一般常識はもちろん、社内ルール・業界の知識・自社商品・クライアントの把握など、山積みです。上司は個人個人を観察して、進捗状況を明らかにして行くことを、優先するべきです。そして、各々にあった情報を与えていき、自分自身でも考える力を持たせたり、研修を繰り返したりするのも有効です。上司は部下の成績が上がらず、ノルマが達成できなかったとしても「知識不足のせい」と決めつけず、スキルの持ち方次第で本人の能力もあがっていくものだということに気づいてもらうことが必要です。

 

 

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