ロジカルシンキングの基本

最近はロジカルシンキングが重要だなどと言われていますが、あなたは理解できていますか?単純に理屈っぽいだけというのとは違います。ビジネスにおいて重要なロジカルシンキングの考え方をもう一度見直してみましょう。

1 ロジカルシンキングとは?

論理立てて物事を考え組み立てていくのがロジカルシンキングの基本概念です。最初に結論、そしてその後に理由を述べます。もちろん理由があれば何でもいいのかと言うとそうではありません。論理に飛躍があっては多くの人は納得しないでしょう。データなり納得できる根拠なりを示すことが必要です。

中でも、ビジネスマンにとって大事なのは「帰納法」と呼ばれる方法です。データを集め、その中からどういう傾向があるのかを見つけ出し、ビジネス上の提案につなげていくというものです。これができると上司や部下あるいは会議で説得力のある発言をすることができます。ビジネスにおいて非常に有効です。

2 ロジカルシンキングだけで進めて構わないのか?

じゃあ理屈が全てなのかと言われればもちろん違う場合もあります。あまりにも論理的すぎる発言ばかりしていると「あの人は理屈っぽい」「話していても楽しくない」と嫌われてしまう可能性があります。人間は物事を好き嫌いで判断してしまうところがあります。好きなものには良い所に目が行き、嫌いなものには悪い所に目が生きやすい生き物です。

論理的思考を優先しすぎた結果、人の感情を無視して失敗してしまうケースも多々あるのです。相手やチームの感情も大事にしましょう。

3 論理的思考を鍛えるためにはどうすればよいか?

ロジカルシンキングでは結論に理由が必要になってきます。しかし論理的思考が苦手な方もいるでしょう。そこで「なぜ?」と問いかけることが有効なトレーニングとなります。身近なものから初めて構いません。例えば汗が引くときなぜ涼しく感じるのでしょうか。それは液体から気体になるときに周囲の熱を奪うからです。道路や庭に水をまく打ち水もそのために涼しく感じるのです。このような感じで普段から問いを立て答えることでロジカルシンキングのスキルを身に付けることができます。

まとめ

ロジカルシンキングは非常に有効な手法です。上手く使えば説得力のある発言をすることができるからです。しかし使いすぎると理屈っぽくなります。人の感情に目を向けバランスよく使うことがロジカルシンキングを実践していく上で求められています。

 

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