
研修は受ける姿勢が大事。人事担当者にできることとは。
優秀な人材を育てるために社員の研修は欠かせません。とはいえ教えられる側に
意欲がなければ意味がありません。受ける姿勢を変えるだけで効果は違ってきます。
そこで社員が参加したいと思えるような研修内容にする必要があります。しっかりと
伝わる“効果的な”研修の方法について考えてみましょう。
研修を受ける意義を伝える
まずその研修がどういった内容で受けることにどのような意義が
あるか伝えましょう。今ある仕事にどう生かされていくのか、
今後どういった影響があるのか理解させることでやる気をかき立てて
いくのです。
上司から言われて仕方なく研修に参加するという社員は少なからずいます。
それでは教える側、教えられる側にとって時間の無駄にしかなりません。
なぜその研修が必要であるのか理解させることが大切なのです。
一方的な研修になっていないか?
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一般的に研修を受けるといえば、講師が一人いて何十人もの
受講者(社員)が話を聞くというスタイルだと思います。
学校の授業と似たようなものです。しかし、これで研修の内容を十分に
理解することが出来るでしょうか?
学生時代に学校の授業を「退屈だ」「なんでこんな勉強をしなくちゃ
いけないの」と思って聞いていた方は多いでしょう。それは先生が
生徒たちに“一方的に”授業をするからです。生徒は自ら考える機会を
奪われ、受動的な立場になってしまいます。本来は生徒自ら考える
べきなのです。
この考え方は大人になってからも同じで、どうすれば成長できるかを
自ら考えないと研修の意味は半減してしまいます。
受け身の姿勢ではなく参加型の研修が望ましい

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ではどんな研修を用意すればその効果を最大限に発揮できる
のでしょうか。簡単にいえば先に述べたことと逆の事を
すべきです。受け身ではなく参加型の研修にした方が良いでしょう。
例えば過去の自分の成功体験や失敗談を語り合い、その中から「どうすれば
うまく仕事ができるのか」を見つけてもらうのです。重要なのは自分の頭で
考えてもらうことです。自分で考えたことは身に付きやすく、忘れにくい
ものです。面倒なことに取り組んでもらうことは社員の成長を促します。
まとめ
講師が一方的に話していると、どうしても「やらされている」と思って
しまいます。聞いているうちはまだいいのですが、受講中に寝てしまう
なんてこともありえます。研修を受ける姿勢が嫌々では効果が薄くなって
しまいます。社員自ら積極的に“参加”し、「やってよかった」と思える
ような研修をしてみませんか?


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