富士ゼロックスの人材育成はココが違う!

人が育たずに困っている企業は少なくなりません。せっかく育てたのに仕事を辞められてしまいそれまでに掛けた時間やコストが無駄になることもあります。そこで今回は富士ゼロックスが取り組んでいることを紹介します。

会社は人がいてこそ発展する

富士ゼロックスで求められる人とは自ら考え行動することのできる人です。マネージャーの最大の役割がそのような社員を育てることなのです。求める人材を育成するために様々な取り組みをしています。職種別、階層別に分けそれぞれに応じた教育をしていて、社員を育てるマネージャーの育成は特に力を入れています。これは人を育てることが会社の発展につながるという考えから来ているのです。会社が「人材育成の場」であり、仕事が「成長の体験」そのものであるという考えを持っています。

1年を単位として教育していく

教育は体系化しており専門的な能力、自社に必要な共通する能力、マネジメント能力を伸ばすことに力を入れています。現場、人事部、教育部がそれぞれ単独ではなく緊密な連携を取りながら人を育てているのです。現場ではOJTや自己啓発の機会が提供されています。人事部では人材育成を考慮に入れた人事制度を採用しており教育部では気づきを与えることのできる教育を提供しています。上司との面談を通し1年の育成計画を作成します。そして経験を振り返り強いところ、弱いところを把握しキャリアアップに生かしています。

育成のための制度を充実させる

社員は1年に1度「キャリア開発シート」を作ります。これはこれまでの取り組みを振り返るとともに次の目標や計画を定めます。上司と話し合い、やりたいこと、やれること、やるべきことを整理します。

自らの意志でいつでも申し込めるキャリア相談も行っています。社外キャリアカウンセラーや社内産業医とも提携しており延べ3900人が利用しています。社員の育成はもとより問題が起こった時に一人で抱え込まないよう多くの人に相談できる体制を取っているのです。

また社内公募制度を使い社員がキャリアアップを目指せるようになっています。富士ゼロックス内で富士フイルムの業務を公募し取り組むことで良いところは伸ばし、苦手な所は克服できるよう相乗効果を狙っています。

まとめ

制度を整備し自ら考え行動することのできる人材育成に力を入れているのです。教育を大切にしている富士ゼロックスから学ぶべきことは多いはずです。

 

 

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