嫌いな部下を即戦力に仕立て上げよう!!

人間関係にはどうしても「相性」というものがあります。職場でも「馬が合わない」という人は必ずいます。ですが、「嫌いだから」といってケンカをしているようでは‘子ども’です。嫌いな人であってもなんとか我慢して一緒に仕事をしなければなりません。

そのためには、嫌いと思うタイプの先入観を排除しましょう。第一印象で「人となり」を決めてしまいがちですが、上司は部下に平等に接さないといけませんし、相性が合わない部下でも育成する義務があります。

個人的な好き嫌いを職場で言うわけにはいきません。様々なプログラムなどの支援をし続け、考え方の変換を行って、部下の信頼を得て即戦力に育てるようにしましょう。では、嫌いな部下にどう接したらいいのでしょうか。

部下のタイプとかかわり方

自分のお気に入りの部下のタイプはどうでしょう?イエスマンで何でもいう事を聞き、お世辞のうまい如才ない太鼓持ちタイプではありませんか?このような部下に囲まれていると、自分の周りが見えなくなり、事実の把握ができない上司になってしまいます。

居心地がいいので、ついこのような部下を可愛がり、周りに置いておきたくなります。実力を考えず即戦力として生かしたりします。ですが、新発見を刺激したりチームを成功に導く力になったりするのは、自分の意見を言って、怒らせたり楯突いたりするタイプの人間であることを忘れてはいけません。耳に痛い言葉も、聞き入れる必要があります。上司としての器を問われるところですね。

自分が部下に苦手意識を持つのは何故でしょうか?伏せていた課題を突いてくる、部下なりのやり方で仕事をするなど、自分の思った通りに動かないからかも知れません。また、自分の意見を持っているので、時に議論で言い負かされることもあるかもしれません。

でも、その部下こそ即戦力になるかもしれません。違う視点で成功への道を辿ることも考えられます。自分が嫌いでも、チームにとったら重要な存在であることを認め、先入観に縛られず「過去にとらわれず、新しい視点を持ち込んで意見を言う事を恐れない人」もチームには必要だということを認識してください。

対処法はあえて嫌いな部下と共に仕事をしていく方法があります。先入観を排除することが大切ですね。協力し合って取り組むと次第に一体感が生まれてきます。そして嫌いな部下を高く評価する可能性もあります。かかわる時間で部下を知り、その必要性を感じていけるものです。部下も上司のやり方を知り、積極的に仕事に参加するようになるかもしれません。

そして、気が付けば立派な右腕に育つでしょう。それは自分の仕事にプラスになっていくものです。才能を伸ばして、立派な即戦力として活躍してもらいましょう。お互いに避ける方法ではなく、歩み寄って協力し合い、大きなプロジェクトが出来るくらい信頼関係を築きあげましょう。

役に立ってもらう方法を考える・相談する

上司の立場で考えると、部下には客観的な態度をとる必要があります。これは上司の責任でもあります。公平に平等に対応しなければいけません。上司として相応しくない行動は、好きな部下ばかり目にかけて即戦力とし、嫌いな部下は目の敵のようにして、放置するという悪循環を生むことです。

嫌いな部下の可能性を信じて、信頼のおける仲間になると仮定して、得意な事やチームに役立つ方法を導き出し即戦力として生かしていける指導も必要です。PDCAサイクルを回すだけでも、十分な指導になります。また、研修や同じ仕事を一緒にするなどして、折に触れ教育していくのも効果があります。

どうしても、相性があわず思うようにいかなかった場合、部下の事をよく知るマネージャーなどに助けを求める手もあります。マネージャーはその部下の良い所を把握しているかもしれません。自分の目と違う感覚で客観的に考えて長所などを発見してくれるでしょう。

それを聞いてイメージを転換させたり、自分の評価と他者の評価の一致をフィードバックしてもらったりして、即戦力に結び付けていきます。マネージャーのアドバイスを役立てて、第三者の客観的意見として部下とのかかわり方を見直してください。見えなかった良い部分が見つけられて、苦手とする部下も戦力の仲間に入るのです。

まとめ

企業内でも、仕事上で部下の好き嫌いがあったりします。しかし上司である以上、かかわりを避けることは出来ません。部下は皆上司に好かれたいのです。直属の部下がどうしても苦手なタイプで嫌いな部下という感情を持った場合どうしたらいいか考えてきました。

先入観があれば頭を切り替えて、自分の即戦力として役に立つ部下に変身させましょう。そのために、かかわる時間を増やし、周りに相談し、工夫しながら指導にあたっていかねばなりません。

 

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