『メンタルの強さ』があなたと企業の未来を明るくする

四大疾病と言われる病気がありました。「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」です。しかし、2011年に厚労省は「精神疾患」を加え、『五大疾病』としてこれを現代病と定義づけました。それくらい、現在の日本人は何らかの『心の病』に悩まされている人が増えてきています。

“ストレス”と片づけて放置しておくには、あまりにも危険な状態であることは否めません。企業の中にも昨今は、人材教育の一環として『メンタルタフネス研修』と称するものを実施している所が増えてきています。

当然生まれ持ってストレスに強い人もいるわけで、そういう人達は本当にコミュニケーション能力に長けた人であり、ストレスを跳ね返せるだけの強さを持ち合わせています。もしかしたら、「強くはないけど、頑張ってるんだよ」と、凹まない人がさも強い人間かのようにいう事に反感を持っている人もいるでしょう。しかし、世の中には病気になるくらい「心の弱い」人がいることも確かです。

企業はどのように取り組むべきか

メンタルを鍛えるという事は、目に見えないだけに難しい問題です。また、人によっては弱さの度合いも違ってきますので、一律に「こうしなさい」とも言えません。しかし、ストレスに対する耐久性は訓練次第で必ずついてくるものなので、その訓練方法を簡単ですが説明します。

①何があなたにとってストレスになっていますか?

まず原因となる要因を探しましょう。できれば細かく分類することで、自分が一番弱い部分が見えてくるかもしれません。例えば、失敗を怒られて、それ以来その人と話すのがストレスになる。と言う人がいたとすると、原因は自分の失敗ですね。そして、怒られたことによりその人に対する苦手意識が出来た、という事になります。

②原因が判ればそのことに対する対処の仕方を考えます

避けていてはいつまでたってもストレスは付いて回ります。先程の例を取ると、まず失敗をしないことですね。これはストレス云々の問題ではないと思いますが…。そして、苦手意識を消すことが重要になってきます。

その人が上司であるならば、業務の途中経過の段階で意見を求める行為もいいかもしれません。普通の会話が増えると、怒られた時の印象が薄れるはずです。このように相手に対する印象を自分に都合のいいように変えましょう。

③自分のマイナス面は“棚に上げる”

とにかく自分のいいところを見つめましょう。自分否定ではなく自分肯定ぐらいの気持ちで、何事にも取り組んでみることです。

こういうのは個々の研修になりがちですが、これこそチーム全体で考えましょう。メンタルタフネスは全員で取り組んでこそ効果が発揮できます。

まとめ

メンタルを強くすることは個人が成長する上で大きな課題ですが、企業にとってもメンタルの強い人材が増えてくれることは、将来の明るい未来につながることなので、重要課題の一つになります。個人の問題ととらえずに、全体の問題として取り組みましょう。

 

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