上司と部下の対等な関係が指導を変える。心を掴み部下を動かせ。
どの様な企業でも部下の育成には随分と神経を使っていることだと思われます。それが直属の上司ともなれば部下への接し方に気を使っている方も多いはずです。
ともすれば、全く部下が上司の意見を聞き入れないといったことにも繋がるため、部下の育成には気苦労が多いかと思うところです。
今回はどのようにすれば、部下の育成がうまくいくのか。また上司が威圧的にならず、かつ謙ることもないように部下育成を対等な関係を築きながら行っていけるのかを考えてみたいと思います。
部下がついてこない時代
企業の存続には上司の部下育成は最重要課題の一つに数えられます。上司の部下育成がスムーズに行われている企業は活性化され、部下の離職も低く抑えることができるのです。
過去の日本では年功序列に代表される給与は必ず上がるといった「安心」がありました。しかし、現代の日本では給与は必ず上がっていくわけではありません。そのような「保障」がない時代なのです。また、ともすれば会社ごと倒産という可能性さえあるのです。
上司の部下への接し方一つで会社の未来が決まる。そのように考える事もできるでしょう。
上司と部下の対等な関係を
ではどのように対等な関係を築くべきでしょうか。まずは「納得するまで話し合う」ことです。話し合うことによって、部下と上司という垣根を越え対等な人間関係を構築していきましょう。
ただ上司と部下が話し合えば良いと言うわけではありません。対等に上司と部下が話し合うことが大切なのです。対等な人間関係には威圧的な物言いや、極度に謙った姿勢はありません。相手に対し「尊敬の気持ち」を持って、上司が部下に対し納得するまで仕事の意味を伝えることが重要なのです。
対等な人間関係とは「相手(部下)に対しての尊敬ある姿勢」とも言えるでしょう。
その対等な関係を維持しつつ、上司から部下へ仕事の指示を出し、また仕事を教えていくことが大切なのです。
部下の心を掴み納得させることが大切
また多くの仕事は日々、高度化、複雑化してきています。上司から部下に要求することも非常に大きくなってきています。心からの納得が無ければ上司に部下はついてこない時代なのです。
上司に部下がついて行こうとするためには「納得するまで話し合う」必要があるのです。
対等な関係を築く努力、すなわち「相手(部下)に対しての尊敬」を持つよう促しているのもそのためです。
部下の感情が上司に反発しているのでは、どの様なコミュニケーションをとったとしても、部下は上司については来ないでしょう。部下の育成のためには今、行っている仕事を感情面で納得させていく必要があるのです。
まとめ
上司と部下が対等な関係を築くことは大変難しいかと思います。対等な関係を築くためには上司だけではなく部下にも積極的な関わり合いが要求されるからです。
しかし、そこで諦めずに「尊敬ある姿勢」をもって部下が「納得」するまで「育成」することが必要です。そして心から意味のある仕事であると部下が納得してもらえることこそ、本来の部下育成だと思われるのです。
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