若手社員の育成に悩む職場のリーダー達が戦隊を組むべき理由

子供たちに大人気の「スーパー戦隊シリーズ」、いわゆる「戦隊モノ」。5人のヒーローたちが、毎回さまざまな敵と戦うという分かりやすい構成が人気の秘訣ではないでしょうか?

若手社員にも上司たるリーダーが1人で立ち向かわずに、「戦隊」を組んで立ち向かうことが、人材育成の秘訣と言えそうです。それでは、どのように職場のリーダーたちは「戦隊」を組み、若手社員たちの育成に立ち向かっていくべきでしょうか?

つまりバランスが重要

職場においても多くの役割があるように、社員一人一人にも役割が分担されています。

もし、職場内の従業員が皆、松岡修三さんのような熱血漢ばかりであったら職場はどうなるでしょうか。確かに、松岡さんはテニス界で多大な実績を残しています。熱く物事に当たる姿勢は素晴らしいと思うのですが、時には冷静に物事を分析する人物も職場には必要です。

職場はあくまでもチームワーク。テニスのような個人プレーではないことも考える必要があるでしょう。チームワークにはリーダーが必要であり、そこには職場で悩みを抱えた社員をフォローしていく優しい上司(リーダー)が必要ですし、また時には厳しく若手社員を叱る上司(リーダー)も必要なのです。仕事を根気よく教えてくれる上司(リーダー)がいれば、仕事でつまづき、悩みを持つ若手社員に解決の糸口を与えてくれるかもしれません。

このように、職場には様々なリーダーたちによって円滑に若手社員や他の社員の育成がなされています。この上司(リーダー)たち「戦隊」の層の厚さが若手社員の定着率に繋がっています。

層の薄いリーダーたちの「戦隊」では若手社員が悩みを抱えたとき、1人で悩んでしまい、職場を去っていくことにも十分に考えられるのです。

個性のバランスを調整する

それでは、どのようにすれば職場内に「戦隊」を組むことができるのでしょうか?

採用活動を行う担当者は、学生たちの個性を見極め、バランスよく若手社員を集めることが大切です。人材育成に際し、若手社員たちを集め、各々若手社員たちに役割分担を決めていきます。分担することで一人一人が何をしなければならないのか、また自分が今どういう立ち位置にいるのかを自覚することが出来ます。

若手社員に接する先輩や上司といったリーダーたちにも、役割を与えて行ったほうが良いでしょう。もし、職場内の同じ部署に所属すれば、みんな毎日顔を合わせることになります。当然若手社員の動向もよく見えます。若手社員はメンタル面で不安定な部分があり、多くの仕事で悩みを抱えたりしますので、張り切っているときもあれば、ダラダラと時間を浪費していることもあるでしょう。

そういった仕事での悩みなどの情報を、日頃から職場内のリーダーたち全員で共有し、若手社員育成につなげていきましょう。

叱るときには注意が必要

特に叱るときがそうですが、何かこちらから声をかけるときは、事実関係を把握した上で行わないと相互に誤解が発生し、信頼関係が築けなくなります。若手社員のモチベーションが下がって仕事の能率が落ち、あまり成長しないまま職場内で中堅社員になってしまうと会社全体としても問題です。

若手社員がより一層仕事に取り組めるためにも、厳しく叱るリーダー、相談役になるリーダーといった上司・先輩も役割分担をしていくと良いでしょう。

まとめ

叱るリーダー、優しいリーダー、悩みを聞いてくれるリーダーといった個性を生かした役割を職場で果たすことによって、健全な若手社員の育成や素晴らしい職場づくりが前進していくことになります。

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