新入社員を育てるための3つのポイント
毎年新入社員が入ってくると、研修を行う企業が多いと思います。研修期間は企業により異なり、研修方法もまた異なってきます。
ただ、研修の目的はどの企業も同じで、新入社員に、その企業のビジネススキルやビジネスマナー、また、社会人としての身だしなみ、あいさつ等を身に付けさせることを目的としています。
では、どこにポイントをおいて研修を進めていけば、優秀な新入社員を育てることができるのか、3つのポイントを挙げながら説明したいと思います。
① ビジネスパーソンとしての意識を持つ
以前は“サラリーマン”“0L”と言われていましたが、ビジネスパーソンとはそれらが一緒になったもので、要は『働く人』ということになります。
つまり、「学生から働く人」なったということに、『意識』を切り替えてもらうことが重要です。
入社当初はまだまだ学生気分が残っていると思いますが、それを研修によって自分が「消費者から生産者になった」と言う自覚を持ってもらいます。
この自覚が「意識の改革」であり、これができれば自社の事業内容やビジョンも積極的に吸収できます。それができずに、いつまでも“学生”であり“消費者”のままであれば、いつか会社とのギャップに悩まされるはずです。
大卒者の約3割が、3年後に離職しているという現実がありますが、この「意識改革」ができていれば、「3年後に離職」という結果にはならないはずです。
② リアリティショックを乗り切る
「自分が思っていたような会社じゃなかった」「自分が希望していた仕事じゃなかった」、そんな現実と理想のギャップに悩み喪失感を持つことを「リアリティショック」と言います。
会社に入ったばかりのころは、周りに相談できずに一人で悩むことも多いはずです。結果、会社を辞めることになります。
それを緩和してあげることが重要で、前向きに考えられるようにサポートする必要があります。まだ気づいていない会社の魅力を存分に伝え、リアリティショックを乗り切る力を付ける、手助けをしてあげましょう。
③ コミュニケーション能力をつける
社会に出て人間関係を良好に築くには、コミュニケーションが大事になります。その能力が高ければ高いほど、社内でも社外でも円滑に仕事が運ぶでしょう。コミュニケーション能力もスキルの一つで、研修に置いて重要な項目になります。コミュニケーション研修を通じて、同期との仲間意識を生み、また先輩との親近感を深めることもできるので、帰属意識が高まります。一種の連帯感が生まれるので、会社に対する愛着もわきます。
まとめ
以上、ここに挙げた3つのポイントは、新入社員研修の中でも特に重要視される傾向にあります。ビジネススキルだけではなく、いかに長く勤めてもらうかがポイントになります。
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