ワンマン上司では有能な部下は育たない

「頑固オヤジ」、「頑固ジジィ」ってどうですか?なんか苦手意識を持ってしまいませんか?人の話を聞かない、自分の言うことが正しいと思ってる。身内なら辛抱もしますが、これが他人となったらすぐにその人から離れたい気分ですよね。でも、まだどこかに「可愛らしさ」も感じれるのが『頑固』かもしれません。しかし「ワンマン」となると、少し様子は違ってきます。あなたは「ワンマン」な上司になっていませんか?

倒産を招いたワンマン社長

これは実話ですが、30代の男性が独立し会社を立ち上げました。才能豊かな男性は次々にクライアントを増やし、スタッフも数十人を抱えるまで成長したそうです。年収も10億が目前で、仕事自体は順調だったようですが、とかく「ワンマン」になりがちで、次々にスタッフが辞めていったそうです。

スタッフのミスは執拗に追及し、何事も自分の意見に服従させるその「ワンマン」さに、ついていけなかったようですね。結果、仕事も行き詰まるようになり倒産となりました。

マネジメントに必要な『愛情』

先の会社が倒産に追い込まれたのは、マネジメントに問題があったからです。上の者が下の者に『圧』をかけては、それこそ「恐怖政治」と似たものになります。これでは誰でも逃げ出しますよね。『愛情』のあるマネジメントをしてこそ、下の者はついて来ます。

当然「愛情=甘い」でないことは理解して頂けてると思いますが、上に立つ者としては、部下を『育てる』つもりでマネジメントしましょう。そのやり方であれば、たとえ怒られても、そこに『愛情』を感じることが出来ます。決して『押し付けない』事が重要ですね。

任せる勇気を持つ

有能であれば有能であるほど、出来ない人に「何でこんなことが出来ないんだ!」と苛立ちを覚えるかもしれませんね。「自分でやった方が早い」と、任せることをせず、ササッとやっていませんか?しかし、これでは部下は育つはずがありませんよね。有能なあなたに今一番必要なことは、「任せる勇気」かもしれません。

簡単そうに見えて簡単ではないと思いますが、でも、必要です。先ほどの倒産した会社の社長も、スタッフを、時間をかけてでも育てることが出来ていれば、ある程度任せる勇気を持っていれば、倒産と言う最悪な結果にはならなかったと思います。

まとめ

部下を育てる難しさは、誰もが持っている悩みだと思います。ただ言えることはマネジメントの方法を間違えると、有能な部下は育たないという事です。一歩引いて見るくらいの余裕を持ち、『愛情』を持って育てましょう。


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