ビジネスに必須!!PDCAとはなんだ!!

人材育成の基本知識に、PDCAがあります。簡単に書けばP(計画)→D(実行)→C(チェック・評価)→A(対策)となります。簡略化すれば覚えやすく、実行しやすいシステムで、いつも頭の隅において行動してもらいたいものです。そしてこれは上司が各々の部下の個性に応じて仕事環境を提供し、仕事の目的を通じてPDCAサイクルを回すことで支援をするという活用法です。部下に対して自立した成長に最適な効果をもたらすものと言えます。
では、PDCAについて、もう少し触れてみましょう。

部下の自らの成長を支援し助けるシステム

よく、PDが出来るのに、CAが全く追いつかないという声を聞きますが、これは肝心なところを忘れて行動しているという事に繋がるのです。
CAに真剣に取り組まなくても企業が何とか利益を出しているうちは、PDCAもいい加減に済ませてしまうものです。
しかし、しっかりと儲けをだしている企業ほど社員も大きく成長し、CAも丹念に行っているものです。CAを行う事で儲けも出て、儲けが出るから今以上にCAをする余裕が出てくるという仕組みです。

Pに時間を割き、具体化さえしておけば、おのずとCAに繋がっていきます。
PDCAサイクルを上手く活用することで、部下の成長の支援も出来ます。この方法を活用して、人材全てが自ら考えて行動し、問題解決が容易に行える人材へと育っていくことが可能です。部下が自らこのサイクルを回していく様になると、おのずと成長のスパイラルを作り上げていけるという事です。

一番大切な部下との仕事の共有を忘れなければ、PDCAも自然とサイクルが回っていきます。
なので、上司の責任は部下としっかり計画づくりに取り組み、Pに対して具体性を持たせる事が必要です。それさえできたら、後は支援するだけです。目的はPに含まれます。
Pの立て方と具体化を入念に行い、確立した目標を立てて、仕事の評価・改善に向けていきましょう。

PDCAサイクルの内容

PDCAの意味をまとめてみました。P= Plan (計画)企業の方針に基づいて、目標を定め具体案をだして、実行計画を立てる。 D=Do(実行)実行計画を立てた後、それを実行する。
C=Check(チェック・評価) 業務の合間に達成値や実行具合を検証し評価する。A=Action(対策)Cで調査した結果を分析し、必要であれば改善・対策を実行する。
文字で書けば長いですが、理解すれば実に簡単でシンプルなサイクルであり、これほど効果の出る公式はありません。しかし、実際にはこのおなじみのサイクルを意識して、部下を管理している上司は少ないと言えます。知識として知っていても、実践するだけの余裕がないという事でしょうか。

これは、人材教育の基本知識となりますので、まだ導入されてない企業はシステムをよく理解して、人材教育に役立ててください。そして、サイクルが循環出来る様に企業の体制を整えて、部下が自ら成長していくシステムの確立を試みてください。有益な結果が出る事と思います。

PDCAを活用したら

某企業では収益率が悪く幹部も頭を痛めていましたが、管理職による提案でこのPDCAを一から勉強しなおすことになりました。社長自ら勉強会に参加して幹部・管理職と熱心な討論を続け、システムを確固たるものにして社員教育に活用しました。すると、今まで指示を仰ぐだけだった部下が自分の意見を発言するようになり、Pを決める目的の会議では率先して案をまとめ、行動し始めたのです。このように目覚ましく意識改革に繋がることがPDCAの優れた所だと思います。これまで低迷していると思われた企業は、一度PDCAを試されることをお勧めします。

まとめ

このように、優れたシステムのPDCAですが、これはあくまでも人材育成の手段であり、これ自体が目的ではありません。あくまでもPから部下の参加を促し、目的を共有しましょう。上司がPを作成して部下にD以下をやらせる方法では上手くいきません。本来の目的がはっきりし、部下にも目的意識が生まれた時に、PDCAサイクルがやりがいに結びついたりします。この手段を適切に使うことが出来たら、後は支援するだけで部下は自ら成長しますので、PDCAサイクルを意識しましょう。


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