「仕事をすることの意義」を見つける

『やりがい』を持つ

現代の若者が、ある調査で、31%の人が仕事をする上で大切にしたいこと1位に、「やりがい」を挙げました。次に「給料の高さ」17%、「良好な人間関係」16%、「時間的なゆとり」12%が続きます。そして、「今の仕事にやりがいを感じているか?」という質問には、約11%の人が「感じる」、約45%の人が「どちらかと言えば感じる」と答えています。合わせると56%ですから、半数以上の人は、今の仕事にやりがいを感じています。しかし、44%の人が今の仕事に「やりがい」を持てずにいることも現状としてあります。

ここで言えるのは、その44%の「やりがい」を持てずにいる社員のモチベーションを上げてもらうための方法として、「給料」や「休日」では挙がらないという事です。でも、すぐに「やりがい」が持てるようになるかと言えば、それば皆無でしょう。しかし、意味づけ次第では、「やりがい」を感じさせる事が出来ます。

『仕事の意味づけ』を考える

例えばここに清掃 (仕事)を任された人がいるとします。一人は、「ついてないなぁ~」とぼやきながら始めました。一人は、「これも仕事だから仕方ないよ」と始めました。一人は、「キレイになったらみんな気持ちいいからね」と始めました。同じ清掃(仕事)をするにしても、三様の清掃(仕事)する意義があります

この中で最もイキイキと取り組んでいたのは誰でしょうか?答えは簡単ですね。三番目の人になるわけですが、ではこの人は清掃という仕事自体に「やりがい」を感じてやったのでしょうか?

おそらく違うでしょう。

清掃することではなく、することにより周りに与える影響を想像し「みんなが気持ちいい気分になれたら」と、イキイキと出来たのだと思います。

仕事にどのような意味づけをするかで、モチベーションは大きく変わることが分かると思いますが、このような『意味づけ』『意義』を、モチベーションの低い新入社員や後輩に考えてもらえば、少しは「やりがい」に近いものを感じてもらえるかもしれません。また、気づかせてあげることを意識して、コミュニケーションと取るようにしましょう。

「○○の仕事は、裏方的かもしれないけど、それがあってはじめて表の仕事が成り立つからね。すごく重要な役割なんだ。頑張って」と、こんな風にコミュニケーションが取れるように、上司や先輩諸君も意識しましょう。

 

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