若手の不安をどのようにして払拭するか

企業に入社して間もない新入社員や若手社員は「この先自分がしっかり仕事が出来るのだろうか」という不安が大きく、メンタルがなかなか安定しません。時には落ち込むことだってあるでしょう。場合によっては欠勤が続くことだって考えられます。この問題を解決するにはどうすればいいのでしょうか?

1.若手が調子が悪そうにしていたら、察知する

「仕事が前よりも多くなっているが、ちゃんと言われた通りこなせるか自信がない」「日々が仕事の事で頭がいっぱいで、先の事が考えられない」「上司が忙しそうで、話しかけにくくて困っている」…新人・若手はこのような悩みを持ちがちです。彼らのこういった状況に気付くには、様子を常々観察し、調子が悪そうにしているなら、そのことを察知することが大事です。調子が悪そう、とは、具体的には次の様にしている事です。

1.今まではできていた仕事で失敗が増えてきた。

2.約束を守れなくなった。

3.しゃべることが急に少なくなった、もしくは多くなった。

4.今までよりも目に見えて気力がなくなった。

等です。

2.若手の調子をよく見る

新人や若手の人が調子が悪そうにしているのを見たら、こちらからコミュニケーションを取って接触することが大切です。他人に相談をする事で、気分がほっとした経験は誰でもあると思います。「相談をしたい時はちゃんとその相手をしてくれる人がいる」と思えることで、その人にとって心強さは全然違ってくるのです。

相談を受ける側の人は、相談をする人がどういうことで悩んでいるかをはっきりさせなければなりません。相談を受ける人は相手の事をよく聞き、その人が何を言いたいのかを傾聴する事が大切です。しかし、相談したい人が自分から悩みを打ち明けてくれない場合もあります。定期的に面談をして、調子を知るようにするのも良い方法です。例えば、

1.日々の事で何か悩みはないか

2.やりたい仕事はあるか

3.いつもどういうことを考えて仕事をしているか

4.日々無理はしていないか

などです。こうして彼らの声に傾聴するようにすれば、彼らの悩みも解消されます。

3.物事をプラスに考えるように促す

相手のコンディションをしっかり把握できたら、次は仕事をする上で何事もプラスに考えるように勧めることです。プラスに考えるとは、どういう事かを説明します。

1.難関があっても嫌がらずに、乗り切ったら大きく成長ができるので頑張ろう。

2.勝負所で状況がよくない時も自分の良い面に注目して頑張る。

3.いつでも、自分に自信を持って問題に取り組む。

例えば最近入社したばかりのAさんが、みんなの前で発表をします。みんなの前で話をするのが苦手で、「失敗をしてしまうんじゃないか」とどうしても心配になります。こういう場合も物事をプラスに考え、「今まで頑張ってプレゼンの資料も用意し、リハーサルの練習もしてきたのだから、ちょっとうまくいかない事ぐらいは目をつむって、成果を出すことだけを考えて発表しよう。」と思いました。

するとプレゼンが上手くいって上司から褒められ、周りは拍手喝采でした。このように大事な場面では「自分の良いところ」だけを考えて臨むのがいいのです。

まとめ

若い人たちのサポートは上司や先輩社員の役目です。人生経験がそれだけ豊富なのですから、アドバイスできることはたくさんあると思います。また、プラス思考を身に付けさせることで自信を持ち、仕事の能率も上がってくるでしょう。ぜひ実践してみてください!

 

 

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