信頼関係を作って人を育てる

若手社員を成長させるためにはコーチングやOJTといった手法が考えられます。これらの方法は適切に使えば非常に優秀です。しかしどのような優れた方法でも相手との信頼関係がなければ人を育てることは難しいのです。とはいえ信頼関係というのは言葉で言うのは簡単ですが実際に築くのは大変です。

コミュニケーションは積極的に取っていこう

若手社員の話を聞けているでしょうか。仕事が忙しいからという理由でじっくり聞けていないということはありませんか。話をしている最中に忙しそうにしてはいないでしょうか。これではいけません。信頼関係を築く上でコミュニケーションは基本です。言葉だけではなく表情や態度にまで注意を払っているでしょうか。仕事が忙しくて教育にまで関わりたくないという気持ちが少しでもあれば相手に伝わってしまいます。このようなことを避け相手と信頼関係を築くにはどうすれば良いでしょうか。

若手社員との信頼関係を築くには3つのポイントがある

1  相手に関心を持つ

そうは言っても人には好き嫌いもあるし苦手な人に関心まで持てないという声も聞こえてきそうです。そこで相手に関心を持つメリットに目を向けましょう。人間関係が良くなるのです。そうなれば積極的にサポートしてくれることもあるはずです。

2  行動や発言には一貫性が必要

上司が方針をコロコロ変えていては、たまったものではありません。「臨機応変に動け」と言いながら「なぜ決めたことを破るのか」といったアクセルとブレーキを同時に踏むような発言は、相手を混乱させひいては信頼関係にもヒビが入ってしまいます。

3  お互いに期待する

教える側、教えられる側にはそれぞれお互いに期待があるはずです。教える側としては相手が素直であってほしい、わからないことがあれば聞いてほしいといったことです。逆に教えられる側としては気軽に質問できる雰囲気であってほしい、丁寧に教えてほしいといったことがあるはずです。双方の期待にお互いが答えていきましょう。

これらの行為を通じて信頼関係を築いていくのです。

まとめ

指導する際には今までしてきた業務のやり方が正しかったかどうか考えなればいけません。感覚でしてきたことも言葉として伝えていかなければいけません。これらの行為は上司自身の成長にもなるのです。どっしりした根っこがあるから木は大きく育ちます。同様に信頼関係を築くことで若手を成長させていきましょう。若手の成長があるからこそ強い組織となるのです。

 

 

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