「見守りシステム」の介護新製品開発で朗報!!

「高齢者の安全を見守る」というコンセプトで、開発に成功したセキュリティ機器メーカーの企業があります。見事に手応えを感じている躍進の会社です。

若手達の活躍

この「高齢者見守りシステム」の開発プロジェクトは2012年に立ち上がりました。「高齢者見守りシステム」はこの会社にとって大きな挑戦となりました。熟練者のみでなく、若手起用で優秀な人材をプロジェクトに参加させています。

ある社員は、入社後すぐにこのプロジェクトに配属され、センサーの精度向上に務めました。重責から大きな達成感を感じ、やりがいを感じています。最初、ノイズの発生によりプロジェクトの進捗状況は思わしくありませんでしたが、画像処理という難題も含めて失敗改善の繰り返しで、クリアできた時は格別の喜びだったと語ります。

シンプルで分かり易い画面レイアウトに取り組んだ社員もいます。「高齢者見守りシステムのアプリケーション」の開発を目指しました。より多くの人に利用してもらおうと、インターネットや書籍で学ぶ日々でした。苦労も多く、開発したアプリケーションが活用された時は、大きな達成感だったと話します。

自社技術を活用してシステム開発

プロジェクトリーダーは、福祉施設数百か所に持ち込み、介護者から直接声を聞くという作業から始めました。簡単で扱いやすいものと言う声に応えました。技術と微調整の2つの技術がマッチングし、高齢者がベッド移動したり落ちそうになったりする動作を認識できるようになったそうです。

このプロジェクト内容が認められ、ロボット介護機器開発・導入促進事業に採択されました。完成とともに販売を始め、すでに多くの施設で導入されています。

この会社は、セキュリティに特化していて、これまで、順調に事業拡大してきましたが、これから安定経営は続けられないと危機感を持ち、自社の技術を活用できる分野を探してきました。最終候補に挙がったのは介護分野で、第一弾として「高齢者見守りシステム」の開発に成功しました。危険な動作の時にはアラームで通知。介護者にとって高齢者の安全を確実に防止できる機能というものです。

最良なことに、すべての技術を保有しているので、自社内で完結させることが出来るという強みを生かして、開発に乗り出しました。商機を上手く捉えたということでしょう。

まとめ

この会社では、伝統として本人の希望を優先して配属します。若手社員にも、責任を持たせて仕事を任せますので、目標に主体的に関わって働く社員が多くいます。仕事に就くと、学生の時に学んだ専攻分野に直結できる、というのが強みです。人材と技術の集大成が成功を導いたと言えます。

 

 

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