年上の部下とうまく付き合うには

年上部下にはそれぞれ違いがある

定年退職した年上部下には3タイプあります。1つ目は心機一転、転職した人達です。2つ目は再雇用組です。3つ目が雇用延長組です。今回は転職した年上部下について考えてみます。

年上部下と年下上司の関係というのは難しいものです。お互い気を使ったり反発があったりと苦労がつきものです。しかし必ずしもうまくいかないわけではありません。今回テーマにした定年退職から転職した人達というのは比較的良好な関係を維持できるようです。そこには3つのポイントが隠されています。

転職組では関係が比較的良好なのはなぜか

1つ目はそれまでの関係がリセットされることです。

同じ会社に勤める場合、以前は立場が下だった人が上司になるのです。このことを必ずしも受け入れることのできる人ばかりではありません。頭では理解していても感情面で受け入れることができないこともあります。不満を持つ人も少なくないのです。しかし新しい職場なら以前の部下が上司であるといったことは起こりません。

2つ目はわざわざ職を変えてまで仕事をすることです。新たな仕事で再出発するわけですから年下であっても上司への反発は少なくなります。

3つ目は高齢での転職は苦労することです。履歴書や職務経歴書を書き何社も面接を受けるのです。1から出直して仕事を見つけなければいけません。苦労している分、簡単に辞めるわけにはいきません。そのため上司とは比較的良好な関係を維持しようと心がけることが多いのです。もちろん全員がそうであるわけではないのですが転職組、再雇用組、雇用延長組の中では上司への反発が少ない層であると言えるでしょう。

 


 

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