「人材」を「人財」に!!

「最近の若いモンは…」と言う言葉は、現代になって使われ始めた言葉ではありません。一説には「古代エジプト人」も使っていたと言われています(諸説あります)。若者にとって、年配者の言うことややることは「なんで?」と首を傾げたくなることが多いようにも感じます。

年配者にとっては「それが常識だろう」「当たり前の事だろう」でも、若者にとっては「なぜそれが常識なのか」と、そもそものところが理解できずにいます。根本的な所が判らないのでまた同じ失敗繰り返すこともあるのです。

 

企業がやるべき「人財」の作り方

先にも述べたように、昔の常識は現在の常識ではないこともあります。会社内において「ほうれんそう」と聞けば、一昔前だと「報告・連絡・相談」と理解できますが、入社したばかりの人にいきなり「ほうれんそうが大事」と言っても、「ホウレン草?」となるかもしれませんね。

そうならないためには入社時の研修等では、細部まで説明しましょう。「こんなことは言わなくてもわかるだろう」「これぐらいは常識として知ってるだろう」は通じません。40代と20代では、たった20年の違いですが育ってきた環境が大きく違います。もしかしたら30代とも違うかもしれませんね。

会社内のルールや、社員同士のやり取りの仕方、社会人としてのマナー等、やり過ぎと思えるくらい細かく説明してあげることで、企業人としての必要な“常識”がわかるようになります。つまり「人材」を「人財」に変えるためには、企業側の努力が必要なのです。人材育成担当の人は、一から育て上げるぐらいのつもりで、丁寧に指導しましょう。

 

まとめ

最近「ダイバーシティ」と言う言葉を聞きます。「ダイバーシティ」とは、性別や人種の違いに限らず、多様な人材を積極的に活用しようという考え方です。そういう人達を企業が戦力にするには、会社内でのルール、もっと言えば日本におけるルールの細かいところまで理解してもらう必要があります。企業はその人達に対して「これくらいわかるだろう」とは考えないはずです。今の若者にもそれと同じことが言えるのではないでしょうか?

 

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