採用の担当者は大変。学生の気持ちになるためには。

採用担当者は、日頃何に気を付けて活動しているのでしょうか?服装やマナーなどは気を付けてみていきたいところです。
しかし、大変なのは「会社が学生からどう見られているのか」について考える必要があります。

採用担当が気を付けるべきポイント

「ブラック企業」という言葉が誕生してから数年がたちます。企業が従業員を酷使している現状に国民の怒りが向けられているからこそできた言葉なのでしょう。基本的には労働基準法を守っていればブラック企業のレッテルを貼られることはありません。しかし、企業の中には法律ギリギリの雇用環境や、法律の曲解などをして従業員を酷使している企業もあるのです。そのため大変厳しい労働を強いられると「ブラック企業」とのうわさが立ってしまいます。またSNSでのつながりが増えた今、悪い噂もあっという間に広がるようになりました。

ブラック企業まではいかなくても、「あの会社は大変雰囲気が良くない」とか「この会社の業績は大変下がっている」などという噂もよく聞かれます。

学生は見ている。採用担当者は気を付けろ。

採用担当者は学生に行うセミナーもおろそかにできないあたり大変です。以前行われたある企業のセミナーでは、採用担当者が学生の質問に直接答えるというものでしたが、大変な不評に終わってしまいました。セミナーのスタイルは大変良かったのですが、学生と対峙した採用の担当者が「疲れ切った」人だったのです。採用担当者の人選ミスですが、採用活動に対する意識が大変甘かったのではないでしょうか。こんな話は稀だと思いますが、学生が「話が面白い」と思えるような採用の担当者を充てるべきですね。

真面目な社員が良いとは限らないのです。

では、採用担当者は何に意識を振り分ける必要があるのでしょうか。まずは自分の会社について隅から隅まで勉強することです。学生に「どんな会社ですか?」と聞かれたときに採用担当者が即答できないと「この会社、大変なんじゃないか?大丈夫か?」と思われてしまいます。採用担当者は会社のデータや今後の目標などを頭に叩き込んでおきましょう。時には採用担当者自ら熱く語るのも良いと思います。
(採用担当者はあまり感情的にならず、「ウチの会社の業績は○○だ」などと具体的に説明するのも忘れずに!)

採用担当者の心得。圧迫面接はNG。

採用の場でよく行われるのが「圧迫面接」です。採用担当者が敢えて厳しい質問を投げかけ、学生の反応を見ることで性格を知りたいのでしょうが、有益な方法ではありません。

短時間で性格を決めつけること自体大変な問題ですし、それこそ「あの会社の採用担当者は威圧的だった」と大変な速さで広まるかもしれません。誤解を招かないよう注意を払いましょう。気を付けていれば「ブラック企業」と言われる心配はありません。

まとめ

採用活動の際に自社の目線で考えること自体は採用担当者ならやむを得ないかもしれません。

しかし、これから会社を引っ張っていくのは学生(就活の時点)です。

そんな未来の宝である学生の視点も持ち合わせて採用活動に臨むべきではないでしょうか。

 

 

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