新卒採用で中小企業は苦戦!優秀な人材を獲得するには。
一般的に中小企業は大手企業と比べて知名度は劣ります。そのために新卒採用では
大手を目指す就活生が多くなります。中小企業が新卒採用に苦戦することは避けることが
できません。そこでまずは採用活動に関して見ていきましょう。
中小企業の採用活動はどうか?
中小企業では採用活動がうまく進まず苦戦しているケースが珍しくありません。
就職したい学生は年々増えているのですが、本心とは言えないようです。
というのも、中小企業に就職したいと何となく思っていても、では具体的に
どこの会社で働きたいのかと聞かれると、ほとんどの学生が答えられないのです。
実際採用活動が始まると大手企業に希望者が殺到しています。中小企業の
採用担当者としては、「早く大手の試験に落ちてこちらに来てほしい」と
願っているようです。しかし、これでは他力本願と思われても仕方ないで
しょう。
では大手企業はどうでしょうか。
大手企業も苦戦しているからこそ様々な採用スタイルを取る
大手企業の新卒採用がユニークだと話題になっています。採用広報期間が短く
なる傾向にある中、少しでも多くの学生を取り込もうと必死になっています。
まず採用対象ですが、ファーストリテイリング、ネスレ日本は大学1年生から
採用する事を決定しました。
あまり早くから採用対象にするのはどうかという声もありますが、学業との
両立を応援しているということで評価できると思います。
またソニーでは新卒から既卒3年目まで認めています。入社後の配属先も、
採用段階で分けようとする動きが出てきています。最初から事務系として
採用するケースもありますし、みずほフィナンシャルグループは将来海外で
勤務する人用の枠を設けました。
学生の立場から考えても、どこに所属するのかがあらかじめ分かるので、
安心感があると思います。
大手企業の例を踏まえて中小企業はどうすべきでしょうか。
中小企業は自社の強みをアピールすべき
採用は人材を得るためでもあるのですが学生から選ばれる立場でもあるのです。
充分に人材を確保できたという中小企業は7%ほどであるというデータも
あります。人材獲得に苦戦していると言わざるを得ません。
待っているだけではまずいのです。自社の強みを探してみましょう。しかし
すぐに浮かばない場合もあるはずです。社史から振り返ることで強みを発見
することもあるし顧客や取引先に聞いてみるのも一つの手です。強みは魅力でも
あります。学生にアピールするためにも決しておろそかにすることはできません。
どれだけ優れていても人から知られていないというだけで埋もれていく商品は
いくらでもあるでしょう。中小企業も見方によっては商品とみなすこともできます。
強みを知ってもらい自社に興味を持ってもらうことで会社のことを知ってもらうのです。
採用に当たっては自社の強み、そして入社してからのどのような業務をするのか
知らせることも必要です。採用は一方的な試験ではないのです。
新人を受け入れるということは単に人材を獲得したというだけではなく企業の
活性化、既存の人材の成長に欠かせません。
まとめ
中小企業は新卒採用に苦戦しています。自社の強み、魅力を知ってもらうことが
優秀な人材を獲得するための方法なのです。その上で入社してほしい人材であれば
一緒に働きたいことを熱意とともに伝えることが有効です。
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