PDCAを高速化しよう

PDCAという言葉は、ビジネスマンであれば一度は聞いたことがあるでしょう。仕事をする際の基本でPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字から来てきます。P→D→C→Aときて次のPに進み、このサイクルを繰り返すのです。ただし漠然とPDCAサイクルを回していても効果は限られています。高速で回すことで個人の成長も速めることができるのです。

仮説を立て考えながら動く

高速でPDCAを回すためには限られた情報から仮説を立て実行しながら検証を行います。考えながら行動することで結果がすぐに出るのです。もしその結果が失敗であったとしても、その失敗から学ぶことができます。そもそも人が行うことですから、全くミスが出ないなんてことはあり得ません。

逆に、考えてから動くことでリスクを減らしたいという考え方をする人もいるでしょう。しかし、技術や知識が陳腐化してこれまで出来たことが通用しなくなることは、今や珍しいことではありません。遅い決断自体がリスクなのです。
仮説を立てて動くことは個々の仕事の処理速度が上がり大きな成果を生み出すことが可能になるのです。

PDCAは短いサイクルで行う

月単位の目標をPDCAサイクルで回す場合、1か月かけて計画から改善まで行うのでは遅すぎます。この場合1か月の目標から1日の目標を割り出します。1日の目標が達成できているかどうか評価し達成できていなければ改善します。できる限り短いサイクルで行うことで、目標到達に不足があるかどうか、ずれがないかといったことを確認することができるのです。

また複数の目標があれば一つずつ試すのではなく、同時に複数の目標をPDCAサイクルで回していくことで効率的な処理が可能になります。
処理速度が速くなることは多くの改善点を見つけることになり仕事の質も上げることができます。

目標を数値化する

目標を言葉にしてしまうと、達成できたかどうかが分かりにくくなってしまいます。例えば、「部下の育成をするために指導を強化する」と目標に掲げたとします。
これではどの程度達成できたのかわかりにくくなります。何となくできたのではないかと思い込みミスが改善されないことさえ考えられます。

そうではなく、これを「責任ある仕事を任せて達成できたか(1回)」といったように具体的な数字に置き換えることで、成果が上がったかどうかが分かりやすくなります。

まとめ

PDCAの高速化は業務処理速度を上げ仕事の質も同時に高めます。これは考えながら業務をすること、ミスがあった時には改善するようチェックするからです。質の高い仕事は一段階高い自分へと成長させることができるのです。

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