管理職に求められているものとは何か?

管理職とは経営サイドの代理である

管理職に求められているスキルの一つとして、経営サイドと同じ視野を持つというものがあります。

現代では多くのモノやサービスが行きわたり、安価で良質なものが市場では求められています。そのため、スピーディーに業務遂行されることが望まれ、本社経営サイドが遂行していた経営の一部を自らの判断で遂行されることが管理職には求められているのです。

経営サイドの代理を務めるにはどういう人材が適切なのか?

どのような人材が経営サイドの代理に向いているのかを説明するために、管理職の3つのパターンを見てみようと思います。

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自由放任主義型管理職

最も管理職に向いていない適性を欠いた人材です。

部下に全て仕事は丸投げと言った状態では、会社の存続に関わります。降格処分も検討すべきです。

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管理運営型管理職

基準を設けてそれを部下にこなさせていく管理職のパターンです。

「一週間に50社営業訪問」「企画提案200件」などを設定し、部下に行わせていくといったことがメインになります。

重箱の隅を突くような姿勢で事細かく、それでいて実績を出すことは極めて少ないといった状態になることが多いようです。

設定が重要なのではなく、的確な手法を取れているかが重要であることが分かっていないために実績を得ることが難しいことを認識させるべきです。

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職務設定型管理職

非常に優秀な指導者です。目的達成のための方向性の設定や、また部下に対してもその方向性に導き、一人一人のスキルに合わせた職務を明示していくことが出来る人材です。状況確認能力にも長け、その都度、的確な指導を行っていく。

現在、企業で最も必要とされている指導者と言えるでしょう。

管理職として、また次世代の経営陣として適任なのは

管理職として適任なのは、「職務設定型管理職」です。

実際に行っていることを見てみると代表取締役と職務設定型管理職との間にはかなり多くの類似点があります。

経営サイドは企業が今後向かうべき方向性を定め、その方向に向かうための経営の展望を明示し、企業を形作り、従業員に業務を与えていきます。会議を執り行い状況確認し、指導する。

はっきりと分かるかと思いますが、組織運営を円滑に行っていける管理職とは、専門分野に特化した代表取締役とも言えるでしょう。管理職に従事する従業員は、そのことを意識し、職務遂行をしていくべきです。

有能な管理職を生み出せない企業側の問題とは

多くの中小企業では、人事異動と言うものがほとんどないために、有能な管理職に出会うという機会さえないというのが実情です。

多くの指導者に出会う機会に恵まれなかったがゆえに、自分自身の指導者像を描くことも出来ずにいます。

また、不景気を理由に新しく人材を採用するということを徹底して抑えてきた結果、ほとんど後輩などの人材に指導もしたことがない従業員が管理職になるといった状況も生まれており、決定的な経験不足に陥っているといったことが多々あります。

部下への指導監督が出来ないばかりか、自身の知識や経験、技術力にも問題があり、教育すべきノウハウが圧倒的に不足しています。

これでは部下も育たず、負のスパイラルに陥ってしまう会社となるでしょう。ヘッドハンティングといったことも選択肢としてはあるのでしょうが、それ相応の条件を提示しなければ、有能な人材は振り向いてくれません。

早急に社内に眠る人材の発掘をしていかなければならないでしょう。

 

 

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