『グループワーク』を使った研修が優れた新入社員を育成できる

あなたの会社の新入社員研修は、どんな形態で行われていますか?新入社員を一同に集めた講義方式でしょうか?それとも、小グループでの研修でしょうか?

最近よく聞く形態に、『グループワーク』と言う研修形態がありますが、実はこの方式を行う企業が最近では増えてきているのです。「小グループ方式と同じでは?」と思われる人もいると思いますが、内容は全然違います。

似た言葉に「グループディスカッション」がありますが、これとも違うのです。ではどこが違って、どうして増えてきているのか説明していきたいと思います。

◇『グループワーク』って何?

中・高・大学生時代に、文化祭の出し物を班ごとに分かれて決めたことがありませんか?

何を作って、どう展示して、どんな風に楽しんでもらうか。予算も担当の人数も自分たちで決め、実践したことがある人も多いはずです。

「グループワーク」とはまさにこれの企業版です。

◇「グループディスカッション」と何が違う?

「グループディスカッション」とは、与えられたテーマの下、それぞれが自由に討論することを言いますが、「グループワーク」とは単に意見を交換し合うだけではなく、その中から結論を見出す作業の事を言います。自分の意見を言って終わりではなく、話し合いながら一つの結論に向かうので、その過程にはリーダー的な人が生まれ、細かくリサーチをする人が現れ、計算の得意な人は予算の配分等に尽力するなどの、役割的なものが生まれます。

これが「グループディスカッション」との違いです。

仲間と試行錯誤しながら結論を見出していくのがいい所ですね。その中で自分に足りない所が見え、逆に長所にも気づき、仲間に配慮したり配慮されたりと、一つの目標に向かって取り組む姿勢ができます。

この行程が、研修を終え、いざ現場に配置された時にすぐに実践に役立つのです。

◇『グループワーク』の進め方は?

「グループワーク」をさせる主催者側は、いかにしてスムーズにグループワークをさせることが出来るかを考える必要があります。

いきなり新人に「グループワーク」をするようにテーマだけを振っても、それは無茶ぶりと言うもので、実のある内容になるとは思えません。

最初と最後は音頭を取ることが重要で、初めに進める上での最低限のルールやリーダー選定などをさせ、その上で取り組ませることが重要です。

最後のクロージングも忘れないこと。

◇まとめ

「グループワーク」を新入社員研修で行うことは、研修を終え現場に配置された時に、スムーズに業務に入っていける要素があります。

受け身の研修から、能動的に学ぶ研修への転換は、今後の企業の成長に大きく関わってくるかもしれません。

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