魅力的な人材、引き留めるには?

美容室には、人材の独立という試練があります。手塩にかけて育成しても10数年たつと、「申し訳ないのですが・・・」と言う独立の声が聞こえてきます。それでも、どうしてもお店に残って活躍してほしいスタッフがいるなら、やってみることがあります。努力してみる価値はあると思います。応援してあげなくてはという思いと裏腹に、実際はお店の戦力がいなくなり、指名など沢山持っていた人材などが辞めると即、売上などに響いてきます。

まずは、自分の魅力を振り返ってみよう

スタッフにとってのオーナーは、目標にすべき人物でなくてはいけません。こうなりたいという、魅力的な人物像でしょうか?オーナーは堂々としていて、魅力的であるためにはどうしたらいいのか、一度考えてみるべきです。引き留めたいとあれこれ条件を上げて提示しても、独立したいという、長年の夢に比較して、気持ちがどう動くでしょう。オーナーの魅力は何か?という事を常に念頭に置いて、スタッフにずっとここで働きたいという意欲を持ってもらえる経営者でなくてはいけません。

そのためには自分自身の人格を磨き、頼られるオーナーでありたいものです。また自分一人で店を仕切るのではなく「責任は取るから」とスタッフのチャレンジ精神を促したりします。体調面などで優れない様子があれば、「どうした?」と声をかけてみたりすると、「自分を見てもらっている」と信頼感もまして来ます。

お店で昇格していく喜びを感じていたり、お客様との信頼関係に満足していたり、オーナーの魅力に惹かれて目標にされたり、お店が伸びていくという将来性に期待を持っていたりしたら、わざわざ独立と言う先の見えないリスクを背負った道を選択しなくても、そのままお店で働いて戦力になってくれる可能性は高いです。

あなたは必要な人材です

会社やお店の環境を整えたりすることも大切ですが、一番気をつけなければいけないのは、スタッフの必要性を十分に伝えることです。お店にとって重要な人材であることを、気持ちを込めて伝えることが大切です。辞める選択をされたくないなら、待遇面などを見直ししてより好条件で必要としていると評価しましょう。

待遇面だけでなく、やりがいのある仕事を任せてみたり信頼してある程度のやり方を任せてみたり、自立したスタッフとして責任を持たせてみましょう。スタッフも誠意ある態度に心を動かされて、もう一度頑張ってみようという気持ちが生まれてきます。

まとめ

美容室が発展成長していくためには、自分一人の力では成り立たないことを、意識しておかねばなりません。スキルや環境があっても、お客様は魅力的な美容師さんに仕事を任せたいと思います。その為に指名制度などもあります。指名客を沢山抱えているスタッフほど独立の夢を持ちますが、お店サイドからしたら利益をだしてくれる重要な存在です。

また、そんなスタッフも、今のお店だから指名を取れるということに気づいてくれるよう、しっかりと話し合いをしなくてはいけません。完全に独立を防ぐことは不可能ですが、人材的にも魅力があり必要とするスタッフには、きちんとした評価と待遇を与え、必要だという事を伝えていきましょう。

 

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