信頼される管理職が実践する3つの‘掟’

職場で社員たちが一丸となって仕事をするには、管理職の方がリーダーシップを発揮することが求められます。しかし、実際に職場を上手く機能させるのは難しいでしょう。では、部下からの信頼が厚い管理職の方はどんな事を実践しているのでしょうか。ここでは3つのポイントを挙げてみます。

掟1 ~部下を尊重するための‘度胸’と‘謙虚さ’を持つ~

上司の立場になると、ついついやってしまいがちなのが「自分のやり方を押し付けること」です。自分が部下だった頃は自分のやり方を貫いていればそれで良かったのですが、部下のマネジメントとなればそうはいきません。

考え方が様々な社員を管理すると、中には自分とは考え方が異なる人が現れます。そこで本人の意思を尊重せず、自分の考え方を押し付けると部下は反発してやる気をなくすでしょう。

上司と部下の衝突はどこでもあります。ですが、それが職場の雰囲気を悪くしていることに気付いてほしいのです。ただでさえ今の日本人のストレスは多いのですから、余計な争いは増やすべきではありません。

ただ、管理職の方が我慢するだけでは解決になりません。一人が我慢するとその人が潰れてしまいます。そこで大切になってくるのが「割り切り」です。つまり、部下の考え方が気に入らないのなら「一度失敗しても構わない」と考えるようにするのです。それで失敗したら相手の考え方に問題があるのでしょうが、もし上手くいったのなら「なるほど、こういう方法もあるんだな」と認めればいいのです。成功したのなら部下のやり方は「正しい選択肢の一つ」なのですから。

自分のやり方しか認めないのは、部下の失敗をどうしても恐れてしまうからです。そこで大事なのは部下の失敗を認める‘度胸’なのです。そして他人のやり方を認める‘謙虚さ’。この2つがあることで部下への押し付けを避けられるのです。

掟2 ~無理に話しかけない~

管理職になると途端に部下たちのマネジメントをするわけですから、コミュニケーションを上手く取らなければ、と焦る方もいるでしょう。しかし、部下に対して無理に話しかけると自分の緊張が相手に伝わってしまい、かえって敬遠されることも考えられます。

慣れてきたら積極的に話しかければいいのですが、コミュニケーションの醸成は短期間で出来るものではありません。ですから最初は「調子はどう?」とか「仕事は順調かい?」など当たり障りのない会話から始めると良いでしょう。

忘れてならないのは、全員に声をかけることです。部下は、自分が思っているより上司の言動を見ています。考え方が異なる部下を避けると「なんで自分には声をかけてくれないんだ」と不満を持ちます。こういう一つの不満から亀裂が入ります。会話の量は少なくてもいいので、どんな部下に対しても平等に声をかけるよう心がけましょう。

掟3 ~情報の共有を怠らない~

職場内で業務に関する情報の共有に努めるのも、管理職の仕事です。業務の成功には、社員全員の力を集結することが欠かせません。しかし、大事な情報がみんなに伝わっていなければ業務に支障をきたします。

得に部下がしてしまったミスやシステム上のトラブルなどは、今後どのように改善するかを考える上で貴重な‘情報源’です。一人でもこの情報が伝わっていなければ、その人だけが誤った方法を続けることになり、場合によっては取り返しのつかない事態にもなり得ます。

そういうことのないよう管理職の方は情報の共有に努め、全社員に伝わっているかまでチェックをしなければなりません。ここまで出来て初めて‘優秀な管理者’と言えるのではないでしょうか。

まとめ

こうして見ると、管理職も楽ではないように思えますがこれら3つが実践出来たらかなり良い組織が作り上げられます。特にコミュニケーションを大切にするリーダーには、必ず人が付いてきます。ぜひ実践していただきたいですね。

 

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