美容師に人気の店舗は?

一昔は苦労しなくても美容師を目指す人が多く、有名店などには仕事内容に憧れて沢山の人材が自然と集まっていました。現在の若者は美容師を目指す人も減り、女性に限ってはネイル・マツエクなどの選択肢も増え、人材の奪い合いとなっています。若者の雇用を確保するにはどうしたらいいでしょうか。人材の集まる求人内容について、ピックアップしてみます。

8時間労働の完全週休2日制

今までの美容院は遅くまで働いて、休みもなかなか取れないイメージでしたが、最近では珍しく8時間労働・完全週休2日制に取り組むサロンが多くなってきています。8時間を超過すると、しっかりと残業代も支払われます。労働基準法では当たり前なので、今までが違法労働だったのですが、まだ違反している美容院も多いですね。

お休みも今までは月6回位でしたが、プライベート重視の若者たちが増えているので、時代の変化とともに完全週休2日制が求められています。第一線の美容師から見ると、とんでもない話なんですが。

平均の退社時間は

また、昨今見受けられるのが、閉店時間を早めて19時台から帰れる美容院もあります。人材を集めようと思っても、帰宅時間の遅いのは当たり前の業界だったので、嫌がる若者たちが増えて難しい問題となっていました。朝は早くから準備、夜は片付けの後ミーティングと、仕事に対してほぼ一日を費やしていましたので敬遠されがちだったのですが、問題に対応していかないと人材難に陥ることになります。ということで、平均退社時間が早くなった美容院というものの需要が増えました。

社会保険完備・未経験でも高額給与スタートOK

親や教師などから将来の不安について声が上がり、内容が良く分からなくても社会保険の完備されている美容院を探す若者も多いです。むしろこの社会保険完備というのは’必須項目’と言われるほどです。そして、高額の給与支給をうたっている美容院も。18万円いきなりスタートという例も出てきています。美容学校を卒業して何もできない状態でも、レベルに関係なく、昔のスタイリスト並みに給与が支給されるのですから、このようなシステムをとっているサロンは実際に多くの人材を集めています。

まとめ

昔からあるブラックな美容院では、今はもう通用しなくなってきています。人材確保をしようと思ったら、体制の改善をしていかないとすぐに辞められてしまうことになります。30代以上の人が聞けば理解不能なのですが、今の若者たちは仕事よりプライベートが優先なので、いかにプライベートを充実させてあげて仕事をがんばってもらうかを考えなくてはいけない時代です。そのためにも、上記のような条件で待遇を良くして、安定した職業であることをアピールしないといけないということですね。

 


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