美容院の種類と経営形態の紹介

 

全国には、思っているより多く美容院が存在します。ここではどのような種類や経営形態があるか、紹介します。様々な経営形態を知る中から、一日を仕事に費やしたい方、自分の時間は確保したい方、安定を求める方、ばりばり働いて稼ぎたい方と、それぞれのニーズに合わせて就職活動にお役立てください。

低価格美容院

業界売上の大半を占めているのがこの低価格美容院です。大変格安なので、手軽に通えて身近に感じられるサロンとなっています。カット1000円、パーマ・カラーも手ごろ。ショッピングモールや駅構内、商店街と場所的に利便性があり集客能力をあげています。

確実に安定して稼ぎたい方に向いていて、給与は高く福利厚生・社会保険などがしっかりしていますので、会社員並みに稼ぐことが可能でしょう。

夢を追いかけて就職する場所ではなく、若いころに働いていた腕を活かしたい方や、全ての美容師経験があり、あとは安定を求めるという方に適しているサロンだと思います。顧客は、高齢者・サラリーマン・ファミリー層などで、若い女性で流行のスタイルを目指す女性などは多少敬遠します。

お店の利益率はそこまで高くなくても、店舗数は数百構えており、業界トップの実績があります。経営としては戦略的に成功を収めているといえます。

小さい美容院

個人事業主の方が多いので、残念ながら福利厚生・社会保険は望めません。こぢんまりとした美容院で、美容師の人数も3人くらいまでです。美容師として就職すると、しっかりと教えてもらえ、アシスタントでもレッスン中は進捗状況の把握をしてもらえますので、丁寧に技術を磨きたい方にはおススメです。

一日にこなせる顧客数は決まっていますので売上が大幅に上げることはありませんが、お客様との親密度は深く、なじみの方がリピートして通ってくれます。効率良く仕事をこなすのではなく、アットホーム的な職場を目指したい方に向いています。

中くらいの美容院

店舗の数が多いだけにその競争率は半端ではなく、価格破壊などもあって厳しい状況に置かれているのがこの中規模美容院です。チェーン店化して拡大を狙っている店舗もありますが、経営が必ずしも上手く行くとは限りません。

現在の美容院の形態として、一番多いのがこの中規模な美容院でしょう。人数も4人から10人くらいで、美容院によっては美容師それぞれに役職(チーフなど)が付けられています。

求職する美容師は、待遇に敏感です。完全週休2日制、社会保険完備、ボーナス、有給と望むものは多いですが、莫大な人件費コストで経営を圧迫するので、全てを備えているところは少ないと言えます。

スキルは営業前後の時間でチーム全員のレッスンを行い、テストや進捗状況の共有をします。結構ハードなレッスンでもあり、互いに競い合うのでスキルを伸ばしたい、技術がほしいと思われる方に向いています。センスを磨きたい、流行を知りたいなど、チャレンジしたいことが多い方には、最も適しているでしょう。また、美容師の多くがこの中規模美容室に就職しているといっていいでしょう。

まとめ

最近では、スタイリストオンリーのサロンも急激に増えてきました。上記で働くスタイリストのサロン移動も多く見受けられます。完全歩合と言う所に魅かれるのでしょう。働き方を決めるのは、人それぞれです。

迷った時は、自分でいろんなサロンを探索して、雰囲気を感じたり、美容師さんの話を聞いてみることも参考になっていいでしょう。何を目指すか、自分の中で納得した答えをもって、安定した店舗に就職するのがベストです。

 

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