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人財ラボ

新入社員の育成は現場に放り込めば済むというものではない

今や多くの企業が現場主義を掲げています。現場を重視しすぎるあまり、「新人の育成も現場に放り込んでしまえば何とかなる」と考える経営者も出てきました。しかし、このような方法は必ずしもうまくいっているとは言えません。

安易に現場に入れるとつぶれてしまう

入社したばかりであれば、まずは周囲との人間関係を築きながら仕事を覚えることが必要です。まだ社会人として右も左も分からない状況と言っていいでしょう。この段階で無理に現場に引っ張り出してほったらかしではどうしていいか分からず、混乱させてしまうことになりかねません。まだ人間関係もできていない段階では一人で悩みを抱え込みます。結局成長する前に辞めてしまう社員が増えてしまうのです。

成長段階にあった育成でなければ失敗する

プロ野球選手では4~6月生まれが多く1~3月生まれは少ないことが統計で分かっています。これはもちろん早生まれの人が能力で劣っている訳ではありません。大人になってからの1歳差はたいしたことはありませんが小学生の1年差というのはだいぶ違ってきます。そのため同じ学年であったとしても体格面で勝る4~6月生まれの人が活躍することが多いのです。この段階で早生まれの人に合った育成をしていればもっと多くの1~3月生まれのプロ野球選手が誕生している筈です。

これは小学生のときの話ですが大人であっても変わりありません。成長段階に合った育成ができていなければ結局上手くいかなくなってしまいます。

早く成長させようと無理に現場に入れた場合より成長段階に合った育成ができている場合のほうが、社会人として成功していることが多いのです。これは成功体験を多く積み自信をつけるか、失敗体験で自信を失ってしまうかで差が出ているためだと推測されます。

新入社員が頑張れる環境を作る

早く成長して欲しいからと無理な育成をすれば心身に負担がかかってしまいます。土台がしっかりしていなければ成長に悪影響が出てしまうのです。

「厳しい環境にすれば成長する」と考えてほったらかしにするのはよくありません。入社したばかりのときは様々な不安を抱えています。挨拶や声掛けは不安を解消するうえで効果的です。教育担当者をつけ、困っていることがあれば聞きながら仕事を教えていくのです。

では単に教育担当者をつければいいのかというとそれだけでは不十分です。一人に任せればやはり負担が重くなってしまうのです。そうではなく職場ぐるみで育てていくことが大切です。

まとめ

早く成長させたいからと無理をさせても退職者が増えるだけで思ったような結果にはならないのです。人を育てるにはそれぞれの段階に合った方法であることが必要です。

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