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人財ラボ

人材不足のIT企業で競争を制するには

経済産業省の発表資料によると、IT産業は2020年には36.9万人、2030年には78.9万人の人材が不足すると見込まれています。人手不足のためどうしても少数でやらざるを得ない側面があります。そのため新人であってもできる限り早く成長し活躍してもらう必要があるのです。

厳しい環境で鍛える

IT業界では数年前の技術が古くなるということも珍しくありません。立ち止まっているとすぐ通用しなくなってしまうのです。ある会社では、4年目の若手が現場で人をまとめて指示を出す監督として鍛えられています。何もないオフィスに電話機の設置や配線、ネットワークの配線工事から下請け業者との折衝も任しています。

もちろん初めからこのような業務を任されるわけではありません。先輩の仕事を見ながら1人で現場対応できるよう育てていきます。新人であっても常に緊張感を持って仕事に臨むことで大きく成長していくのです。

業務関連の資格取得を奨励する

良い仕事をするためには現場での実践に加えて理論も知っておく必要があります。そのためには資格取得を奨励すべきです。「資格は無意味だ」と言う意見もありますが、決してそうではありません。理論をしっかり身に付けておけば実務の強い後押しになります。曖昧だった業務が系統立てて理解できれば自信にもつながります。知識が増え技術が上がればできることも増え意欲の向上も図られるでしょう。

離職率を低下させたある取組み

IT業界は他の業界と比べて離職率が高めです。厳しさだけでは多くの人が辞めてしまい教育にかけた労力や費用が無駄になってしまいます。
離職率の高さに悩んでいたあるIT企業ではパソコン上で行う定型業務を自動化することによって労働時間を減らすことに成功しました。

また新人一人につき先輩を一人つけ仕事以外の相談であっても気軽に話せるような雰囲気づくりをしたそうです。その結果コミュニケーションが活発になり定着率が大幅に上がりました。お互いに教え合う雰囲気が出たことにより一人一人の技術アップにもつながっています。

まとめ

厳しい環境で成長を促しその上で離職率の低下を図ることは決して無理なことではありません。そのためには社員が気を抜くことのできる環境も必要になってきます。すぐに職場風土を変えることが難しくても働きやすい環境を作ることは社員の意欲アップや成長を促し企業にとってもプラスになることは間違いありません。今回はIT企業を見てきましたがその他の業界の皆さんにも参考になればと思います。

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